TikTok売れとは?定義やSNSマーケティングのバズり成功事例も紹介
2024年09月12日 02:51
TikTokは若年層を中心に人気のあるSNSで、拡散力の高さから現在は多くの企業がマーケティングに活用しています。TikTokで投稿された動画がバズったことで、その商品やサービスが爆発的に売れるケースは少なくありません。
今回の記事では、TikTok売れの定義について詳しく解説しています。バズり成功事例も紹介しているので、自社でマーケティングを行う際の参考にしてください。
TikTok売れとは
TikTok売れとは、TikTokで自社の商品・サービスが拡散され爆発的に売れることです。TikTokはユーザーの関心に沿ったコンテンツをおすすめする精度が高く、フォローしていないアカウントの動画も表示されます。新規ユーザーにアプローチしやすいため、フォロワーが少なくてもバズる可能性が高いです。
さらにTikTokの動画は短尺縦長でYouTube ShortsやInstagramのリールとの相性が良く、他の媒体での拡散も期待できます。
TikTok売れするためのバズり方
TikTok売れするためのバズり方は、「真似売れ」と「確認売れ」があります。真似売れとは、バズっている商品を真似してユーザーに購入してもらう方法です。購入したユーザーは商品を使った動画を投稿するため、投稿数に伴い売上も増えていきます。
一方で確認売れは化粧品や小説など、実際に手にとって見ないと分からない商品の良さをTikTokで確認し、ユーザーに購入してもらう方法です。購入前に内容を確認できるので、買い物で大きな失敗が少なくなります。
TikTokのバズり成功事例
これまでTikTok売れした企業は数多くあります。他社の成功事例は自社でマーケティングを行うときの参考になるので、どのようにバズったのか見ていきましょう。
食品:キムチの家
佐渡島に拠点を置く「キムチの家」は、キムチ製造の過程を丹念に追ったストーリーを通じて、TikTok上で注目を集めています。たった2ヶ月の活動で、売上は従来の40倍以上に急増しました。動画は最高で310万再生を記録し、その影響で全国各地から通販サイトへの注文が殺到しています。
楽曲:オトナブルー
「オトナブルー」という楽曲は、アーティストグループ「新しい学校のリーダーズ」によって2020年にリリースされました。3年が経過した2023年に、突如として大きな注目を浴びました。
この成功事例は、過去の楽曲でも予期せぬバズりが起こり得ることを示しています。一般的には、TikTokでのバズりはインフルエンサーや特定の人物の投稿がきっかけとなることが多いです。しかし、オトナブルーはアーティスト自身の投稿やパフォーマンスがバズった要因となっています。
アパレル:ラウンドミニショルダーバッグ
ユニクロのラウンドミニショルダーバッグは、小さなサイズでありながらも収納力の高さが魅力です。英国のあるユーザーがバッグの中身紹介の動画を投稿したところ、大バズりしました。その後、多くのユーザーがラウンドミニショルダーバッグの収納力やデザイン、手頃な価格を称賛する動画を投稿しました。TikTokを通して、世界的に大ヒットした商品です。
小説:残像に口紅を
「残像に口紅を」という小説は、さまざまな小説を紹介するユーザーが取り上げたのがきっかけで爆発的にバズりました。「もしこの世から『あ』という言葉が消えてしまったら」という問いかけから始まる30秒の動画は、確実に面白いだろうという安心感と詳細が気になる期待感をユーザーに与えました。その結果、「確認売れ」を起こし、この小説は30年以上前に出版されたにも関わらず6回の重版がかかり、計11万5千部の増刷が決定した成功事例です。
特定保健用食品:ファイブミニ
ファイブミニは、手軽に食物繊維を補給できる飲料です。企業はプロモーションの対象を30代から50代に絞ってマーケティングを展開していました。しかし、2021年4月頃に若年層のTikTokerが「ダイエットに効果的そう」という動画を投稿したところ、ファイブミニの小瓶とピンク色の見た目が若年層の女性の注目を集め販売数が急増しました。
化粧品:リップモンスター
リップモンスターは、若年層の「マスクをしていてもメイクを楽しみたい」というニーズに応えるために商品を開発された商品です。当初はコロナ禍によるマスク着用の影響で、リップ製品の需要が低迷していました。しかし、リップモンスターはTikTokによってさらに広まり、1年間で350万本もの売り上げを記録しました。
インフルエンサーの活用だけでなく、TikTokとの共同開発によりセルフメイクを楽しむためのエフェクトを提供したことで、TikTok上での売り上げを増加させました。
TikTok売れで自社の商品・サービスの売上を増やそう
TikTokの影響力を利用して、自社の商品やサービスの売上を増やす方法は多岐にわたります。インフルエンサーの起用TikTokerとのコラボレーション、面白くてシェアされやすいコンテンツの制作などが有効です。
しかし、ユーザーが拡散したいと思うコンテンツを制作するのは簡単ではありません。コンテンツの企画はもちろん、編集にも注力することが重要です。TikTokのコンテンツを制作するノウハウ・リソースが足りない場合は、株式会社エネブルまでご相談ください。
これまでの経験・知識を活かし、売上アップにつながるTikTokを運用代行します。いずれは自社でTikTokを運用したい場合は、内製化支援も行っております。自社のマーケティングでTikTokを活用したい方は、ぜひ一度お気軽にお問い合わせください。